銀行内外での豊富な経験を活かし SDGs推進の旗振り役となる

Irie Kengo
2009年入行地域支援部(経営コンサルティング室)
※インタビュー内容・所属などは取材当時のものになります。

銀行で働く兄の姿に憧れ
高い健全性と大きな影響力をもつ
鹿児島銀行を選択

九州に根差して何か大きな仕事がしたいと、漠然と将来について考えていました。インフラ系の企業やテレビ局など多様な業界を検討する中で、銀行で働く兄の影響で、金融業界も選択肢の一つでした。お客さまの「夢のマイホーム」を実現するためのサポートなど、兄から仕事の話を聞いて純粋にかっこいいなと感じました。その後、自己資本比率など銀行にとって重要とされる指標を調べ、鹿児島を中心とした南九州に大きな影響力を持つ鹿児島銀行への入行を志望しました。
入行前後で一番ギャップを感じたことは、職場の雰囲気です。「銀行=堅い」というイメージに反し、とてもフランクです。インターネットで情報を簡単に取得できるようになった世の中だからこそ、情報の出所や信頼性をしっかりと判断することの大切さを、学生の皆さんに伝えたいです。

企業の持続可能性を向上すべく
経営計画策定にまで関与

入行後は沖縄支店など4つの支店勤務を経て、メガバンクに出向しました。他の金融機関を巻き込みながら太陽光や風力発電関連のプロジェクトファイナンスを組成する経験を積みました。現在は地域支援部でSDGsセミナーの運営や、SDGsへの取り組みを通じた持続可能性の高い経営計画の策定支援など、SDGsに課題を抱えている企業をサポートしています。
SDGsという価値観が世の中に浸透し、その取り組み度合いが企業の未来を左右するゲームチェンジが起こっていると考えています。新しいルールで市場に変革を起こす「ゲームチェンジ」という言葉が私は好きで、鹿児島のゲームチェンジャーは我々だと意欲を持ち、お客さまのSDGsをより一層推進していきたいですし、自分自身もこの仕事に大きなやりがいを感じています。

多くの人やお金を動かす仕事で
社会や地域に貢献したい

SDGsの推進は企業のみならず、その地域にまで影響を及ぼす取り組みです。新人行員当初から振り返ると、個人、法人、そして地域へと目線が広がってきました。学生時代に漠然と抱いていた「九州に根差して何か大きな仕事がしたい」という夢に、少しずつ近づいているように感じます。
お客さまの満足や地域への影響、銀行の収益、さらに、支店で働く行員にまで気を配り、バランスのとれたプロジェクトを推進するリーダーになることがこれからの目標です。動かせる人やお金の規模が大きくなれば、それだけ地域や社会に大きなインパクトを与えることができます。将来は銀行全体の方向性を考えるような役割に挑戦し、地域に貢献したいと思っています。

目的と手段をあやふやにせず
「何のため」という仕事の意義を明確に

売上や数字など、目の前のことにとらわれて動きがちになりますが、「何のために」という仕事の目的を明確にするように心掛けています。「地域貢献」などの企業理念を踏まえ、お客さまに対して何をすべきなのかという大きな視点で物事を考えるように、部内のメンバーとも認識を共有しています。